2010年5月31日月曜日

昔取った、鍬?

今年からアパートの敷地内に家庭菜園が出来ました。



一人に与えられたのはわずか1X3メーターちょっと。とてもとても小さいものですが、ベランダのプランターに比べたら格段の進歩です。ししとう、水菜、紫蘇なんてスーパーでは手に入らないので育てない限り食べれません。

で、さっそく畑仕事です。鍬なんて10年ぶり以上!って10年前はもったんかい?ってことですが、はい、もっとりました。奈良の田舎の子なので小さい時は親の手伝いで。うちの母親なんかは地元の農協で表彰される程のもんで、僕はつまり「最優秀農業婦人」の息子に当たる訳です。ただもちろん手伝いは出来ても野菜を育てる事に関しては何一つ知りません。これからチョットずつ勉強します。ただモチベーションだけは嫌々手伝っていたあの頃よりずいぶん高いですよ。

2010年5月29日土曜日

訂正とお詫び。

「シャンペーンの夏は気持ちええよ。暑ないしむしっとしてないし、朝晩とかむっちゃ気持ちいいでぇ。せやからいっぺん遊びにおいでよ」

そんな事を僕から言われた人は何人もいると思いますが、訂正します。こっちに戻ってきた日曜日からとても暑い。意外と蒸し暑いし朝晩も気温が下がらず、、と、まさに日本の夏のような(気温も湿度も日本のものにはおよびませんが)日が続いてます。だから今の所は来ないでください。がっかりすると思うので。ちょっと異常なようなのでしばらくするといつも通りの”気持ちいい夏”になるはずです(希望)。だもんで脩登は毎日こんな事をしています。



明日からちょくちょく雨が降って少しは気温も下がるはず。

2010年5月28日金曜日

Process Chemistry Short Course

月曜火曜は Process Chemistry Short course でした。

講師はメルクの Process Research の元 Executive Director あるいは Vice President。その二人が二日間、朝8時半から夕方5時まで講義です。こっちは時差ぼけでいきなり一日8時間も座り続けるなんて、って思っていましたが断然講師の方が大変です。

さて内容の方は、、、
お二人がメルクで手がけてこられた合成に関するもので、紹介されていた化合物は全部で15個くらいでしょうか。そのほとんどが光学活性体でした。昔会社で働いていた頃は「ここにこの置換基入れたいけれども、光学活性になるし、、、、」なんてためらっていたりもしましたが、お二人に言わせると「Medicinal chemist の仕事は一番良い化合物を候補にする事。作り方はわしらが考える。」と。男前な話です。Processが人手不足で自分らで探索毒性サンプルぐらいは作るのとはレベルがちゃいますね。彼らもPre-clinical から Phase 1 のサンプルくらいまでは基本的に Medicinal Chemist のルートの改良で作っちゃう事が多いようですが、キロの単位になると追いつけないので、そこからはあの手この手でやってはりました。

メルク程にもなるといろんなスペシャルティームがあるんですね。Catalyst team は金属X配位子X塩基X溶媒X温度の数百にも及ぶ組み合わせをスクリーニングしたり、条件検討に必要なエナンチオマーは、ラセミ体をChromatography team に渡せば翌日には1グラム以上のR、S体が用意されているだとか、ちょっと驚いちゃいました。

あと、よく「アメリカ人ってあんまり働かん」と思っている人も多いと思いますがよぅ働く人はようさんいてるんです。今回の講師のかたも月曜朝に出社してからその週の日曜までの間、水曜日の5時間しか家にいてなかった事がある、なんておっしゃってました。モーレツなひとはモーレツなんです。そういやうちの教授で毎週グループミーティングを夜7時半から12時までやってる人もいますわ。

こんな風に帰ってきていきなりアメリカモードになったのでした。

2010年5月27日木曜日

一時帰国、後半

水曜日、富田林にて僕の祖母、つまり脩登のもう一人のひいばあちゃんに会いにいきました。おばあちゃんは92歳にも関わらず今でもしゃんとしてるししっかりと通る声をだすし、しかも驚くべき事に現役ドライバーです。ひ孫の成長をこれからも見守る為にこれからも健康で、無事故で過ごしてください。よるはUと難波で待ち合わせ。個室の和食を予約してくれてたのでそこで3人+ちっちゃいのん1人でわいわいと。強引に今年中にアメリカに来る事にさせちゃいました。

木曜日が奈良の家族との最後の夕食。法隆寺安井家名物バーベキュー。表のカーポートの下、軒先のサーチライトで明かりを採りじゅぅじゅぅとやっとりました。煙と音にもめげずに脩登は途中からストローラーの上でお休み。

金曜日、午前中に吹田の相方の実家に移動しそこで大わらわの荷造り。奈良での買い物はコントロールしていたつもりでも相方は僕より3週間も長く日本にいた訳で、けっきょく3個のスーツケースは満杯になり、もう一つの段ボールも手荷物重量制限ぎりぎり。3個の荷物を空港便で送り出しようやく一安心。お母さんもお疲れだったので夜はスーパーのお惣菜で軽く。が、これが僕らには本当に贅沢。近所でこんなもんが買えるなんて夢のようですわ。

土曜日、昼過ぎの便で東京に移動。お父さんが単身赴任中のマンションに厄介になりました。夕食にふぐをごちそうになり、そこへ休日出勤していた僕の弟が合流し、最後はマンションに場所を変え、お父さんお母さんがお休みになった後も二人でしゃべって、、、、、、。お父さん、お母さんご迷惑をおかけしました。おかげで数年ぶりに彼とゆっくりと話せたとよろこんでおります。

そして日曜日、いよいよ成田からシカゴへのフライトです。結論、寝ません、寝れません。ま、日本時間で朝11時から夜11時のフライト。本来脩登もほとんど起きている時間です。寝ないのも仕方がありません。ところが困ったのは日本にいている1ヶ月の間に成長した脩登、表情が増えた、つまり感情が増えた、つまり良く笑う代わりにネガティブな気持ちのあらわすようになった、つまりだだをこねるようになったんですねぇ。周りは仕事でアメリカに向かう人たち。皆さん機内では出来るだけ睡眠を取っておきたい所でしょう。そこで泣き出されたりすると気を使ってしまうので、ぐずり始めると二人でかわりばんこでだっこしてました。立っていると、トイレ待ちしているお客さんやキャビンアテンドさん(明らかに特にお気に入りの,がいました)には愛想を振り撒いて機嫌良くしてくれているので助かりましたが。

そんなこんなで日曜日のこちら時間の夕方、無事にシャンペーンに到着したのでした。

日本にいている間にお世話になった皆様、ありがとうございました。今回は僕自身の帰国はとても短いものでしたが本当に色々な人に会う事が出来、とても充実した1週間になったと喜んでおります。
今回残念ながらお会いできなかった皆様、申し訳ありませんでした。本当にお会いしたかった人もいるので、次回はなるだけ早くに帰国日程をお知らせするようにいたします。

2010年5月19日水曜日

高槻

久しぶりに高槻まで行ってきました。

高槻は渡米前の5年間の勤務先でして、最初の1年は市内の寮に住んでいたので20代後半の大半を過ごした街です。今回は退職以来5年ぶりに同期やグループの先輩に会う事が目的でした。

ちょっとドキドキしながら約束のお店に顔を出すと懐かしい顔、顔、顔。5年も経てばお互いおっちゃんに、、、、なんて思ってましたが、みんな以外に変わらんもんですね。おかげですぐに5年前に戻れました。僕の現在の状況、大学の事、家族の事を話、グループの皆さんからは会社の事を聞き、同期のみんなからは家族の事を聞き、終電までの5時間はあっという間にすぎてしまいました。

時間が無いのに「10分だけ」といって来てくれた奴、家族も連れてきてくれた連中をはじめみんな平日の夕方に時間を割いてきてくれたわけで、本当に本当にありがたいものです。最初の頃、留学生活がうまく行かなかったのでなかなか報告する事も無く、ちょっとみんなに会うのは敷居が高かった頃もありました。ようやく今になって留学が軌道に乗り始め、やっと高槻まで足を伸ばせるようになると、その間いろいろ心配もしてくださってたし、こうやって元気な顔を見せるだけで喜んでくれる人がここにもおるんやぁと思うと、「ほんまにありがとうございます」と心から思うのでした。

これでまたアメリカに戻るとしっかり研究しよ!!とモチベーションをもらった1日でした。

2010年5月17日月曜日

ただいま!

先週金曜日に日本に到着しました。

4日間で会った人
吹田のおかあさん、おねえさん、脩登の従兄弟達(おおきなってたなぁ)
高校からの友人Wと奥さんと5ヶ月の息子(お父さんには似ず、かわいい子でした)
法隆寺の両親、祖母(待ちに待った孫との対面!今もよう遊んでくれてます)
以和貴道場のみなさん(先生、あやちゃん、先輩方、おーちゃんみんな元気そうでした)
山本のおばさん(相変わらず元気)
高校からの友人S(旧姓K)。(3人の息子の母親も、うちの子にメロメロ)
幼なじみT。(上記のおばさんの息子。ずーっとおばちゃん似やと思ってたけれども、最近おっちゃんに似てきた)
中井のおばちゃん。(脩登を見せたら「うちのはねぇー」って写真見せてくれはりました。)


3週間ぶりに会って脩登の変わってた事。
>親の顔はおぼえていた?!?!?!
3週間びりに会う父親(僕)に抱かれてしばらく不思議そうな顔をしてました。ものの5分でニコニコしてましたが。覚えてたのか、ただのOne of themだったのか。

>這いずり回るように。
僕が着く1週間程前から始めたそうです。つまり決定的瞬間は逃しました。今じゃおもちゃに向けてまっしぐら!シャンペーンに帰ったら部屋をバージョンアップさせないと。

>自分でお茶を持てるように。
たわいもない事やけれどもちょっとの進歩がとってもうれしい、馬鹿親1号です。

>よくわらい、良く声を出す。
これが一番驚き。一日中声を出したり、笑顔を作ったり。そういう時期が来ただけなのかもしれませんが、日本に到着以来ずっと誰かにかまってもらっており、やっぱり3人だけで暮らしているより刺激の量が格段に増えたせいだと思っています。おじいちゃん,おばあちゃんは親以上の愛情で接してくれるので本人もとても楽しいんでしょう。良く笑うもんやからますますかわいくって大人達はますますめろめろです。

ちょうど一時帰国も半分あたり。今日は高槻に出て、昔の同僚,同期に会ってきます。

2010年5月9日日曜日

To Champaign, To Japan.

先週、以前にも紹介したシカゴに住む幼なじみがシャンペーンに遊びにきてくれました。ここは何にも無い所ですが、ベランダでご飯を食べて、ゴルフをしただけで「ああ、のんびりしててええわぁ。」とたいそう気に入ってくれました。最後は「これ以上いるとお尻に根が生えそうやから,,,,」と帰っていきました。お互い相方が帰国中だったので男同士でやってましたが、今度は家族がそろってからのんびりしにきてもらえるともっと楽しくなる事でしょう。

こんな風に来てくれてた人はそれなりに楽しんでくれるので、皆さんもぜひちょいと遊びにきてくださいね。

僕の方は先週のうちに全ての試験が終わりました。あとは木曜日の日本への出発に向けて準備するのみです。3年ぶりの日本、3週間ぶりの家族、楽しみです。