2015年9月28日月曜日

調子が悪い。人も家も、、、そして妖怪が出た

相方の両親が日本に帰国されたのは、かれこれ2週間前。4人だけの生活にまた慣れてきたかというと、さにあらず。

ご両親が帰国されたときには、啓登が咳をするようになってました。発熱などの深刻な症状は出なかったので、子供用のかぜ薬を飲ませていた程度。なかなか治りきらず心配してましたが、ある日起きてくると左目が腫れぼったい。充血もしているようでした。Convenient Care に出向いたところ、結膜炎とのことで目薬を処方されてあっさり完治。「でも咳とはなんも関係ないでしょう」と。たまたま同じタイミングだっただけで、咳は依然続いてました。

そうこうしているうちに脩登が咳を始め、つづいて僕、最終的には相方まで全員。僕のケースは咳から鼻詰まり、そして蓄膿へ。鎮痛剤で抑えつつも今は快方に向かってます。

しかし相方のケース。先週木曜日に寒気を訴え、40度近くの熱。こりゃいかんとConvenient Careに連れていくとなんと肺炎ですと。幸い発熱はおそらく土曜日までで、その後は薬がなくても熱は出なくなっています。先週から炭水化物の摂取を落とすダイエットを始めていたため、発熱する以前のだるさは低血糖だと判断していたようです。しかし、肺炎はこじらすと怖い病気(いろんな人にそういわれました)、しばらく相方にはゆっくりしてもらい、俺が家のことはやったるでぇ~。



という意気込みをいなす出来事。相方が発熱した同じ日、台所の床に水たまりが。シンクの下を調べてみると盛大な水漏れ発見。自分で直そうと調べてみるものの、どこからの水漏れかわかりません。相方を医者に連れていかなければいけなかったので、取りあえず元栓を閉めて、その日はトイレの手洗いから水を汲んできて何とか急場をしのぎました。で、金曜日に大家に電話して早急に修理してくれと依頼すると「今日中に誰か行かせます。」との返事。夕方返ってくるまでには治ってるだろうと高をくくっていたのが大間違い。

誰も来ず。水は漏れる。相方は病気。

土曜日は大家の事務所はしまってて、修理の人間もおそらく働いてないでしょう。そもそも修理の人間にコンタクトするすべがありません。

ま、週末やし自分でなんとかするか。

で、金曜の夜から修理開始。水道栓の分解を始めると結構古い物なので「ははぁん、これやな」とめどが付きました。「じゃあ、明日の朝に部品買うてきて、ちょちょいのちょいやわ。ははっ。」Home Depoのおじさんに古い部品を見せたら、「ああ、だいぶふるなってるな。形変わってるで。これ買うてこうかんしぃ。」早速ちょちょいのちょいで修理完成。元栓を開いて水を出すと調子よく、、、、、、、、、、下でダバダバダバ。


振り出しに戻る。


古くなった蛇口のパッキンは交換しておくべき部品だったものの、根本的な問題ではなかった様子です。こうなったら、と徹底的に分解して調べつくしてやろうと。で、見つかりました。うちの水道栓は蛇口を引っ張り出せるSprayerというタイプだったのですが、その金属製のホースに穴か裂けがあるようで、水道栓を開くとそこからダバダバもれていたんです。原因がわかった!これさえ交換したやれば完璧に治る!

Home Depo「うちの店にはおいてない」
Lowe's 「よく似たのはあるけど、これにははまらない」
Menards 「なにこれ?こんな形みたことない。むっちゃ古いんちゃう」

全滅

最後の砦ACE「多分これやろ。もし合わへんかったら返しにおいで」
ありがとう、おじさん。

30分後 「済みません、これ返却したいのですが、、、。」

こんな時はオンラインだ。

$92
$75
$53+送料($25)

むむむ、高すぎる。大家に部品代請求してやろう。って結論付けたのが土曜の夜。どうせどこの店も月曜日まで発送しないから、大家に確認してからやな。


その間も家族四人(うち一人病人)はご飯を食べなければいけないわけで。しかし怪我の功名か、意外と「洗面所から洗面器で水を汲んでくる、とても江戸な作戦」は節水になりますな。上水道が完備されるまでは人々はこういう生活をしていたわけで、ちゃんとご飯も作れるし洗い物もできるんです(ちゃんと濯げているか心配だけど)。ほとんどの食器は食洗器でいいわけだし。

で、何とかかんとか今日月曜日にこぎつけたわけです。

「はい、大家です」

「金曜日に水道の修理頼んだ者ですけど、だれも来ませんでしたよ。だもんで、やってみたところ自分で何とかなりそうです。ですんで、修理はキャンセルして部品代だけ請求させてください。」

「うちは部品代は払いません。うちの契約業者に修理をやらせてください。」

「あ、でも問題はわかってるし、買うべき部品もわかってます。もちろん僕は作業費までは請求しませんので。」

「ですが、そういうきまりになってますので。」

「いやいや、考えてみてください。そっちの方が早いし、何よりお宅の出費もおさえれますよ。町中探しても見つからなかった部品だから、業者が持ってるともおもえませんし。」

「いや、出来かねます。うちは業者からの請求しか受け付けません。」

「え、、、、。あぁ、、、、、あっ、じゃあその業者の電話番号教えてください。直接部品があるか聞いてみます。」

「電話番号は教えれません。」

「、、、、、、、、、、、、、、、。」

絶句、絶句、絶句。

出たな、アメリカのつかえないサービスクオリティー妖怪め。
ならば、必要もない法外な料金を払ったうえで、レビュー欄に罵詈雑言を書き並べられる苦難を味わうがいい。

「とにかく、病人抱えてむっちゃ困ってますので、絶対に今日誰かよこしてください。」ブチっ!(電話線と血管の音)

皆さんこの妖怪はここいらには蔓延しているのでご注意を。

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